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vol.546 家庭教師体験

得体の知れない新種のウイルスのおかげで、世の中は大混乱。
疑う余地もなかった価値観が大きく変わりました。
そして、変えなければならないことにも気づく、とても貴重な機会となりました。

思いがけず強いられた自粛生活で、大量の本を読みました。
あえて、普段だったら手に取らないようなあらゆるジャンルの気になる本を数十冊。
価値観が変わった矢先にすべての情報が新鮮で、みるみる吸収し、アイデアが広がっていくのを実感しました。

自粛生活は、思いがけない体験も経験させてくれました。
中学2年生になる息子の家庭教師です。これには手こずりました。
約30年ぶりに開いた中学2年生の数学の教科書。
解読不能の記号と数字の羅列は、ダビンチコード級のレベルの高さで、初日は、私が息子に方程式の解き方を教えてもらい30年前の記憶を呼び戻す時間で終わりました。

その日から約1ヶ月、毎日数時間の家庭教師が日課となりましたが、教えることのなんと難しいことか。

思い通りに成果が出ないまま1週間。状況を打開したきっかけは、その日の夜に読んだ大橋巨泉の本に書いてあった、師から教わったという座右の銘。

「常に物事を両面から考える」
物事には必ず両面がある。強者の理論があれば必ず弱者の理論がある。
勝った側から見た見方と、負けた側から見た見方、必ず2つある。

「はっ!」として、両面から考えました。教える側と、教わる側・・・。

その本の後半には、こんな言葉もありました。

「人の話を聞こう。自分でしゃべって何かを得ることはない。」

大橋巨泉が、いつも心がけていた教訓だそうです。

翌日は、教科書を閉じて息子の話を聞きました。
授業中の雰囲気や先生の人柄、友達や部活のこと、普段からよくコミュニケーションは取る方ですが、いつもより深く掘り下げて細かく詳しく聞き続けました。

息子とは普段から、親友のように仲良しですが、より絆と友情が深まった、かけがえのない自粛生活となりました。

目標を達成した自分を想像し、それまでの道のりを振り返り、達成や成功の要因を分析する自分も想像します。

この自粛期間に考えたこと、読書から得たもの、そして家庭教師体験は目標達成の要因として価値ある不可欠な時間でした。

2021.03.10 北九州支店 中川 成一郎

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