梅雨の時期になり、じめじめとしたうっとうしい季節となりましたが、気分だけでも涼しく軽やかにいたいものです。
視点を変えれば、紫陽花をはじめ、様々な花のシーズンでもあり、自然が作り出す彩りを楽しむのもいいものです。

有名な昔話「ウサギとカメ」は、ウサギとカメが競争するお話です。
かけっこの途中で足の速いウサギは、安心して昼寝をし、足の遅いカメは、その間に自分のペースで進んで先にゴールにたどり着くという内容です。
勝敗を分けた要因は、”ウサギが油断したから””カメは地道に努力したから”というだけでなく、決定的な違いは、意識の持ち方だと思います。ウサギがずっと意識していたのは競争相手のカメで、カメには余裕で勝てるという気持ちしかありませんでした。
一方、カメが意識していたのはゴールです。目標を定めた後は、勝ち負けにとらわれず、ひたむきにゴールに向かって前進していきました。
もともとカメにとっては、ウサギに勝つことではなく、ゴールにたどり着くことが目標でした。

さて、自分に置き換えてみて下さい！

今、あなたが意識しているのは、競争相手でしょうか。それとも、あなたが定めたゴールでしょうか。
“どこを見て、誰を見て、何を見て”人生を歩んでいるでしょうか。
自分自身の心の置き処をしっかり持って、真っすぐ目標を見据えて歩んでいきたいものです。