『もしも夢が叶うなら「平安時代」に行きたい‼』

源氏物語絵巻に描かれている金色の霞を見たかった。
雅で霧や霞が漂っていてきっとうっとりするような空間だと信じていた。
あの霞は「すやり霞」と言うそう。(槍霞とも言う)
そうか、そうなのか。違うのか。
理解しました。絵巻の余白を埋めるとか遠近感を表現する手法です。
本当に霞が漂っていたわけじゃないんだ…。

ふと、平安時代の庶民とはどんな空気の中で暮らしていたんだろうと…。
「ふと」、思いつかなければよかった。

とてもじゃないけれど、今ここで文字にするのも憚るほどの衛生状態と悪臭だったそうです。
まるで地獄絵のような…。そりゃそうだ。
飢饉、戦、地震でたくさん人が道端で死んでそのままだし、さらし首だってあっただろうし、
絶対に怨霊だってうろうろしているはず。
京の都の碁盤の目のような道を曲がったら、怨霊とばったりなんて…。無理。

このコロナ禍でお店に入るたびに除菌スプレーで消毒している私には恐らく30秒も持たないと思い知りました。
叶わなくてよくなった夢です。