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vol.787 何時代?

大河ドラマを観ていて、こんなことを考えています。

「いまは、何時代なの?」ということを。

昨晩放送の大河、源平合戦(1185年)は平安時代です。
では、いまは何時代?
令和時代?これには少し違和感を感じます。

例えば、江戸時代。
慶長から始まって、元治、慶応と30以上の元号が続きます。
大政奉還については「慶応3年に二条城で徳川慶喜が・・・」と紹介されます。
「江戸〇〇年」という呼び方はしないですね。
「平安10年」や「鎌倉3年」、「室町20年」も存在しません。
このことからも、令和は元号であって『時代』ではなさそうです。

よくよく考えてみると、江戸時代にタイムスリップしたとして、そこで出会った人に「いまは江戸時代ですか?」と尋ねても、みんなキョトンとするのでしょうね。
江戸時代の人たちは自分が「いま、江戸時代を生きている」とは考えていませんから。

ちょっと気付いたことがあります。

「時代」は地名に付くということを。
要は、「〇〇時代」という〇〇は、政権所在地の「地名」なのですね。
飛鳥、奈良、平安、鎌倉、室町、安土・桃山、江戸。
このように、時代を分けて呼ぶ際の呼称に用いられています。
いまさら!?というくらい当たり前のことなのかも知れませんが・・・。

「いまは、何時代なの?」という一見すると変な疑問。

明治以降は政権所在地で時代を区分していないからだと分かりました。
明治も大正も昭和も・・・元号であるとともに、天皇陛下の治世で区分しているからです。
江戸時代の260年に比べ、明治は45年、大正は15年、昭和は64年。
「時代」と呼ぶにはあまりにも時が短いことにも違和感を覚えていました。

いまは政権所在地が「東京」であり、天皇陛下も「東京」におられるのですから、江戸時代の次は「東京時代」となるのでしょうね(これはあくまでも持論です!)。

「いまは、何時代なの?」

この答えは、「いまは、まだ何時代かは言えない」という結論に至りました。
それは今生きている人よりも「未来の人たち」が過去を振り返り区分して呼ぶからです。

そして、過去の歴史がそうであるように何かとてつもない変動が起こり、何らかの理由で政権所在地が関西地方やどこかの島に遷都されたときにはじめて、いまの時代が「東京時代」と呼ばれるのでしょう。

大河ドラマを観て、こんなくだらないことを真剣に考えてしまう、今日この頃です。

2022.05.09 東京本社 秋山 昇

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