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vol.575 「最後だと分かっていたなら」(Tomorrow Never Comes)

自然災害や事故、病気での突然死のニュースを見る度に、911をきっかけに広まった詩を思い出す。
日々の生活を送っていると、つい忘れてしまう。今日と連続する明日を迎えられることは決して約束されていないのだ。

「最後だと分かっていたなら」(Tomorrow Never Comes)

あなたが眠りにつくのを見るのが最後だと分かっていたら、私はもっとちゃんとカバーを掛けて神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう。
あなたがドアを出て行くのを見るのが最後だと分かっていたら、私はあなたを抱きしめてキスをして、そしてまたもう一度呼び寄せて抱きしめただろう。
あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが最後だと分かっていたら、私はその一部始終をビデオにとって毎日繰り返し見ただろう。
あなたは言わなくても分かってくれていたかも知れないけれど、最後だと分かっていたなら、一言だけでもいい・・・「あなたを愛してる」と私は伝えただろう。

確かにいつも明日はやってくる。
でももし、それが私の勘違いで今日で全てが終わるのだとしたら、私は今日どんなにあなたを愛しているか伝えたい。
そして私たちは忘れないようにしたい。
若い人にも年老いた人にも明日は誰にも約束されていないのだということを。
愛する人を抱きしめられるのは、今日が最後になるかもしれないことを。

明日が来るのを待っているなら、今日でもいいはず。
もし明日が来ないとしたら、あなたは今日を後悔するだろうから。
微笑みや抱擁やキスをするためのほんのちょっとの時間をどうして惜しんだのかと。
忙しさを理由に、その人の最後の願いとなってしまったことをどうしてしてあげられなかったのかと。

だから今日、あなたの大切な人たちをしっかりと抱きしめよう。
そして、その人を愛していること、いつでもいつまでも大切な存在だということをそっと伝えよう。
「ごめんね」や「許してね」や「ありがとう」や「気にしないで」を伝える時を持とう。
そうすれば、もし明日が来ないとしてもあなたは今日を後悔しないだろうから。

Norma Cornett Marek(訳:佐川 睦 )

2021.04.22 東京本社 郷 敏幸

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